病弱少女と野球少年

第14話 ページ15

「よしっ！じゃあみんなに紹介しましょうか！はーい！みんな！集合！」









タッタッタッ









練習着姿の人たちが一気に集まる。









(ん？あれって巣山君!?まさか、巣山君も野球部だったんだな…あ、巣山君も気づいた)









私は一応、小さく会釈をした。









「みんな聞いて！これから千代ちゃんと一緒にマネジをやってくれる綾波Aちゃんです！」









「よろしくお願いします‼」









「Aちゃんはみんなも知ってるかも知れないけど、体が弱いです！が、しかし！本人は一生懸命やりたい！って言ってるし、二人いた方が助かるし！ということでAちゃんと千代ちゃんに頑張ってもらいます‼よろしくお願いします‼」









｢｢しまーすっ‼｣｣









監督に続いてみんなが言う。









「はいっ！じゃあ練習再開‼」









パンッと監督が手を叩くと「はいっ！」とみんなは走っていった。









「じゃあ、二人もよろしく！」









｢｢はい！｣｣









そう返事をして千代についていこうとすると監督に呼び止められた。








「Aちゃんに言い忘れてた！GWに合宿をするんだけど、大丈夫かな？」









「GWですか？大丈夫だと思います」









「うん！じゃあそういうことでよろしく！」









「はい！」









(合宿かぁ〜！ホントにマネージャーになったんだ‼すっごく楽しみ‼)









「A！合宿楽しみだね！」









「うん！そうだね！あ、ねぇ、今日は何すればいいかな？」









「あぁ、えーとね……」









それからは、千代にいろいろ教えてもらってマネージャーの初仕事をした。
初仕事は大変だったけど、楽しくて、嬉しくて、もっと、もっとやりたい！って思えた。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
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野球帽

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水谷文貴

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