あかーし！！……って呼ばないでください【赤葦京治】

占い中毒 ページ9

木葉「……で？今度はどうしたんだよ」


皆で集まって食べたお昼タイム。



ワクワクしながら食べたお弁当を、私は途中で静かにフタをして、木葉を教室へ連れて帰った。



木葉はモグモグと購買のパンを食べながら私の話を聞こうとしてくれている。



私は衝撃の事実を木葉に話した。



『……今日、ね。皆でお弁当食べてたら……



……グラタン占いの恋愛運の、☆が無かったの……』


木葉「…………は？」



理解できていない木葉に洗ったグラタン占いの紙を見せる。



［恋愛運

最悪！！何でも失敗しちゃうかも！！
好きな人に嫌われる可能性 特大！！！！
注意して！！］



『もう嫌ぁ……』



たかが占い、されど占い。


この前強気になって、赤葦に話しかけられたのも、グラタン占いの星がMAX星5だったから。



もう今日は赤葦に近づきたくない……絶対失敗してしまう……。




『部活行きたくないけど、行かなきゃいけないし……。でも赤葦くんに嫌われたくないけど、赤葦くん見たいし……うわぁぁぁ……』



乙女のハートは繊細なガラス製なんだよ……。



木葉「……なんとなくわかった。けど部活にはでて欲しい。皆心配してるだろうし、木兎(と赤葦)のモチベーション的にも」



『だよねぇ……あの光太郎だしね……』



いつも一緒にいたからか、光太郎のモチベーションを上げるのは私の仕事の一部と化している。



『……うん、わかった…』





私は不安を無理矢理押し込んだ。





木葉(てか俺、赤葦に殺されるんじゃあ……)

見ていたものは→←何でも私に頼っていいからね！！

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