並中生徒会長の日常 3 (ページ47)

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並中生徒会長の異常 47 ページ47

ディーノside

戦いのルールや戦い方を聞く。
たしかに同盟については考えたが……

そもそもツナとXANXUSが組むなんてありえるはずがねぇよな…

そんなことを思いながらXANXUSの投げたものを避ける。

本当は腹いっぱい食って欲しかったんだが…それどころじゃねぇ。
リボーンはというと、飯をゆっくりと食っている。

「この程度のもので食事を取れないなんてまだまだだな、ツナ。」

「ここで食事を取れるのはお前ぐらいだよ！！」

リボーンが「見ろ。」と指を向けるのはヴァリアーのテーブル。
一番XANXUSと近いテーブルで、一番被害がある場所だ。
だが、全員がそれを楽しんでいるように見えた。

それを見習えと言いたいのかもしれねぇが、流石にツナにはまだ無理だろう。

ムチを取り出そうとした時、さっきの男の声が聞こえた。
XANXUSの手が止まる。

「尾道と申します。フフ。」

「……ボクは空野だよ。」

レストラン入口では、Aと尾道が話していた。
全員が聞き耳をたてる。
そういえば、Aも正式にアルコバレーノになったと聞いた。
それが代理戦争に関係しているのだろう。

「虹の代理戦争のルール説明ですねハハ。」という声を拾う。

Aの代理なら、恭弥がなりそうだな、と考える。
元々群れることが嫌いな恭弥はチームに入れられるかも半々だったからな。
ある意味適しているか、そう思っていた。

「ボク、参加しないから。いらないよ。」

「「「は？」」」

ヴァリアー含む、全員がつい声を出してしまう。
何度も勧めてくる尾道に対し、断り続けるA。

「そ、そういわずに…受け取っていただけませんか。」

「…これが君の仕事だったね、悪かったよ。

…ところでこれは粗大ゴミ扱いなのかい。一々バラすのはめんどうなんだけれど…燃えないゴミかい。」

「こ、壊さないでください！！」

「装飾品として飾れ、と趣味を押し付けられても困るのだけれど。」

「違います！！」

「「「………」」」

……なんか、アイツがすげぇ…可哀想になってきた。

それはヴァリアーも同じなようで、「(跳ね馬、お前が行け。)」とマーモンがこちらを見つめる。

「よ、ようA。お前も飯食いに来たのか？」

「その予定なのだけれど、めんどうくさい者が居てね。こんな押し売りセールスはお断りなのだけれど。」

そう言って、深くため息をついた。

悪ぃ、マーモン。

オレには無理だ。

………すげぇ、怖ぇ。