ボクの日常 7 ページ8
リボーンside
「ずっと逃げてたら、大切なものを守れなくなるから……オレ、行くよ。」
ツナの目は真剣そのものだった。
そしてそんなツナの後ろにはおれが呼んだ仲間たちがいる。
「オレもつれてってください！」
「学校対抗の、マフィアごっこだって？」
「私も行くわ！
隼人が心配だもの。」
「よし、そんじゃ行くぞ。」
まだ震えているツナを見ながら山本の肩に乗る。
無理やり連れていくはずが、まさかツナの方から言い出すとはな。
ツナの気持ちが前向きになったのはあの生徒会長の言葉だった。
あのダメツナをたった少しの言葉で説得させるとは……
それにあの実力…他の奴らは気づいてないだろうが、相当なヤツだな。
だからといって、裏のヤツでも、殺し屋でもない…ただの一般人を息をするように演じてやがる。
女の情報を調べ漁るのは気が引けるが……そうも言ってらんねぇな。
「なあ、山本。」
「ん？どうした？」
「生徒会長の名前ってなんて言うんだ？」
「生徒会長は……わかんねぇ。俺の頭が悪ぃだけかもしれねぇけど。」
「じゃあいつから生徒会長なんだ？」
「俺らが1年の時から生徒会長だったな。それがどうかしたか？」
「生徒のトップについて知りたくてな。雲雀は有名だけど、生徒会長は有名じゃねぇんだな。」
俺の言葉に「そうでもないぜ。」と山本が返す。
「並中には入ったらいけねぇ部屋ってのがあってよ。ひとつは雲雀の使ってる応接室。まあ、雲雀にボコボコにされるからな……」
苦笑いする山本に「で、もうひとつはなんなんだ？」と続きを聞く。思い出したように「そうだった！」と話し出す。
「もうひとつが最上階の隅にある、『白い部屋』って呼ばれる、生徒会長の部屋な。よくわかんねぇけど、入った奴が自主退学するってことで有名でよ。いつもは優しい生徒会長が入ったヤツらをボコボコにするって噂だ。」
噂といえども、自分のテリトリーに入ったやつは退学にさせる。そんなやつがいれば恐れられるだろうし、名前なんて当然聞かれるはずもねェか。
「サンキューな、山本。」と礼を言うと、山本は「おう！」と返した。
六道骸を倒した後は、生徒会長について調べるか。
ま、ツナのやつの戦いを見てからだけどな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
