ボクの日常 43 ページ44
綱吉side
これは、少し前の話。
オレが初めて『風の守護者』について知った時の話。
チェルベッロが話した、『風の守護者』の存在。
詳しくリボーンは答えてくれなくて、「後でな。」と誤魔化されていた。
「なあ、リボーン。『風の守護者』って何で、誰なんだ？」
ダメ元で聞くと、「小林Aだぞ。」と話す。
小林Aなんて…誰かクラスに居た？と頭を悩ませると、「お前らの生徒会長だぞ。」と答えた。
「せ、生徒会長が風の守護者！！？？」
雲の守護者はあの雲雀さんで、風の守護者があの生徒会長なんて心強すぎる！！
「風の守護者の役割は『自他ともに変化を与え続ける者』だ。選ばれる理由は…『捕らわれない者』らしいぞ。」
少しリボーン言葉が気になったけれど、あの強いふたりが仲間になってくれたことが頼もしかった。
雲雀さんは多分強い人がいればそれでいいと思うけど、生徒会長は…？
「生徒会長はなんで守護者を受け入れたんだ？」
「元々飛んでいたリングを手懐けたっていうのと、お前が並中生だからだな。」
「雲雀さんにいつも咬み殺されて大変だったけど、初めて並中生でいてよかったって思ったよ…」
だってあの人は『生徒会長』だから。
生徒会長だから、生徒を守る。
シンプルだけれど、逆に言うと並中生じゃなければきっとリングのために守護者にはなっても、オレを助けてはくれないだろう。
「ふーっ。」と安心していると、リボーンが話し出す。
「ツナ、お前Aの世話になってる割には、生徒会長の名前も知らなかったんだな。」
不良に絡まれる時や、犬に追いかけられる時など、大体のことは生徒会長が助けてくれていた。
「そりゃあ、聞くの難しそうだし…聞けないよ。」
「なんでだ？」
「生徒会長、気難しそうだし。あと怖いし…」
「そうか？話してみると不思議なやつだったが、悪いやつではなかったぞ。蹴ったりするのも、自分のテリトリーに入ったやつと、不良たちだけだろ。」
「そうなんだけど…」
確かに雲雀さんみたいに無意味に噛み殺したりしないけど、雲雀さんと同級生っていうのが…
「よし、それじゃあ、次Aに会ったらちゃんと名前で呼べよ。」とリボーンに無理難題を押し付けられたのが数日前。
まさか、生徒会長と次に会った時があんな時だなんて、思っていなかったんだ。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
