ボクの日常 40 ページ41
雲雀side
『跳ね馬』が並中に集まった白い集団に驚き、そちらへ目を向ける。
「医療班がなん」
「よそ見したのが悪い。」
腕にトンファーをモロに当てる。
並中に医療班が来た、らしい。
「ちょ、ちょっと待て！誰か調べたいだけだ！」
「君の迎えじゃない？」
避けることだけに徹して誰かを見ているが、僕には関係ない。
「なっ！A！！？？」
当てる直前で動きが止まる。
「……少し、待ってあげる。」と言い、並中前を見ると、そこに居たのはボロボロになったAだった。
Aは強い。
それは誰もが知っていることだった。
つい最近、勝手に、マフィアを殲滅してくる程に、強い。
それでも、これは違うだろう。
誰がこんなことをした。
そんなことを考えてると「これは…あの人だな…」と呟きが聞こえた。
「あの人って誰。」
「10日後に間に合うか…？あれ、本当に……生きてる、よな？」
生きてるか死んでいるか、そのレベルのダメージなんて。
「あの人って誰。…僕が言っているんだ、早く話しなよ。」
「オレに勝てたらな。あと草壁ってやつ、玄関にあの人がいるからそいつの部屋に案内してやれ。」
草壁、と声を出そうとした時、頬に鞭がかする。
「休憩はもう終わりだぜ。」
「腹立つけど…いいよ。勝って全部吐かせてあげる。」
誰がAをこんなにボロボロにしたのか、なにがあったのか、全部聞き出してやる。
鞭がトンファーの動きを止める。
それを解く前に蹴りが入る。
本気になってからは本当に強くなったと思う。
けれど、それを超えるのが僕。
絶対に負けてあげない。
勝つ理由。
【気に食わない。】
【強いやつと戦いたい。】
それにもうひとつ増えた。
【Aを傷つけたあの人って誰。】
僕はトンファーを持ち直すと、再び戦闘を始めた。
『僕の同級生を傷つけたのは誰？』
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
