ボクの日常 4 ページ5
残り約1年。
その間でなにが起こって、なにができるのか。
そんなことを考えてたのが最初の1年目。
しかし今では、
「いつも悪ぃな。」
「ボランティアなんだ、悪いもなにもないよ。」
とりあえずヒマだからボランティアしてた。
今回はゴミ拾いのボランティアだ。
やれることが見つからないなら、必要とされる場所へ行けばいい。
それがボクの結論。
たまに恭弥に見つかるけど、これも一時的な、しかも並盛に必要なことだと理解しているからかなにも言われないし手も出されない。
むしろパトロールのおかげで、おじいさんおばあさんからは、ヒーローのような存在になっていることを本人は知らないだろうけど。
普通にゴミ拾いをしていたはずなのに、『変なモノ』を拾った。
「…おじさん。急用ができたから、今日はもう抜けさせてもらうよ。」
おじさんから許可をもらうと、ボクは『変なモノ』を抱えて病院へ向かった。
「…原作、あまりにも早すぎじゃないか。」
拾った『変なモノ』。
それは、倒れた『笹川了平』。
もう既に骸が動き始めている、ということで。
笹川を病院へ運び、経緯を話す。すると他にも並中生が襲われていると聞き、様子を見る。
そしてボクは、屋根や電柱などの高い場所から恭弥を探し始めた。
骸の相手は恭弥だから。
これはボクの出る幕じゃない。
丁度違反者を噛み殺したばかりであろう恭弥を見つけ、そこへ跳ぶ。
恭弥は少し驚いていたようだけれど、ボクがこういうことをしてくる時は大体なにかあるとわかってくれているから、なにも言わない。
「……どうしたの。」
「多くの並中生が襲われている。それも、歯を抜かれながら。」
「……。」
「抜く本数は段々と減っている。風紀に関わることだから、一応恭弥に声をかけたけれど、もし難し」
「直ぐに探し出す。」
恭弥はボクの言葉を最後まで聞かずに携帯を開いた。
…本当に並中と並盛大好きだね、君。
まあ、君じゃないとダメなのだけれど。
さて、部屋に戻るか、と思っていた矢先、
派手なダイナマイトの音がした。
駆けつけるとそこには失血した獄寺と、ビビって動けない沢田。そして山本。
……恭弥に連絡したの、さっき…だよ、ね…？
もう戦って、負けてるのかい……？
ビビって何も出来ない沢田と、周囲を警戒する山本。
「安心するといい。もう周りに敵はいないよ。」
「え……」
それでも警戒を緩めない山本に代わり、ボクは獄寺を病院へ運んだ。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
