ボクの日常 39 ページ40
家光side
少々荒いが気絶してもらった少女を背負い、自宅へ向かう。
完全にではないにしろ、気配の消したオレに気がつく者は少ない。
それをこの子は驚くオレに対して、『君はオバケかなにかかい？』とごく普通に話しかけた。オレに気がつく者が少ないにも関わらず、だ。
ツルハシを背中に、Aを抱き上げる。本人は痛みや疲労を隠していたが、意識を失い眠ると苦痛に声を漏らす。だが、それを出さぬように堪え体が固くなっているのを感じた。
「…どう見ても、『カタギ』じゃあねぇな。」
リボーンに頼まれた、オレが家庭教師となる生徒。
それは生徒会長、小林A。
オレは本人には伝えていないが、小林Aの家庭教師だ。
まず治療を…奈々にバレると不味いから、リボーンに治療班を派遣してもらって…その後どこに置くか……。
「…どこに住んでんだ？」
わかんねぇからとりあえず並中にあるって言われてる『白い部屋』に置いてくるか。
リボーンから連絡が来る。
『「ちゃおっす。Aの成長具合はどうだ？」』
「流石マフィアを殲滅したやつだな…ツナたちとレベルが違う。」
リボーンは驚いたようで、続きを促す。
「気配を消していたオレを普通に見つけて、その後ストーキングしてると考えてずっっっと追ってきたんだ。並中からコロネロの訓練地までな。」
『「無傷でか？」』
「それじゃあ訓練にならねぇだろう。最初は軽くぶん投げたが、空中で一回転して壁を蹴ってかかと落としをしてくんだ。右手で地面に叩きつけて、肺から空気全部抜いて少し骨も折ったな。」
『「それで終いか？」』
「んなわけねぇだろ。この嬢ちゃん、移動の途中途中で殴ったり蹴ったりするんだぞ？投げ飛ばして障害物に当ててる。」
『「お前本当に容赦ねぇな。」』という言葉に「仕方ねぇだろ。」と付け足す。
「容赦ねぇんじゃなくて、気を抜いたらくらいそうなんだよ。」
その言葉に嘘は無い。
寝顔は可愛らしい女の子だが、その実力は…ってやつだな。
「残り電池少ねぇからな。リボーン、並中近くに医療班を呼んでくれ。家わからねぇから、治療させた後にそいつの部屋らしい並盛中学校の『白い部屋』に置いていく。」
リボーンは『「ああ、わかった。」』と返事をし、オレは通話を切った。
少しやりすぎた気もするが……まあ、10日後に間に合えば、いい…か？
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
