ボクの日常 36 ページ37
リボーンside
どう見ても、おかしい。
風のリングは守護者が居ないという『幻のリング』と呼ばれていた。
しかし、自分の決めた守護者以外、『触れた者を殺すまで追いかける』という『呪いのリング』としても有名だ。
風のリングが守護者として決めるのは、自分を指に着けてから。
それなのにここまで懐いている…その様子が『異常』に見えた。
それに注意しながら、リングの説明をした。
「雲雀、お前のところに半分のリングは来なかったか？」
「来たよ。で、これは何？」
「それはボンゴレの家宝、『ボンゴレリング』の『雲のリング』だ。ボンゴレリングには晴・嵐・雨・雷・雲・霧という守護者と、守るべきボスの大空がいるんだ。といっても今は半分の『ハーフボンゴレリング』だけどな。孤島の浮雲の自由を生きる『雲の守護者』に選ばれる理由は、『強えこと』だ。」
雲雀は興味なさげに「そう。」と答える。
実際興味がないと思うんだが、まだ話を聞いているのは半分になっていないリングのことだろう。
「そしてそれは風のリング。初代以降現れることがなかった幻のリングと呼ばれていたが、Aが現れた。」
「守護者の意味は。」
「自他ともに変化を与え続ける者、それが風の守護者だ。選ばれる理由は文献が少なすぎてわからねぇけどな。」
「わからないらしいが…言いたいことはあるかい？」
リングに聞くが、当然話が通じるわけもない。
と、思っていたが、「捕らわれない者、らしいよ。」とリングから返事が来た。
「！！それは本当なのか。」
「フィニが言ってるからそうじゃないのかい？」
「…『フィニ』？」
「恭弥に言ったことはなかったね。名前はフィニと言うらしい。先代に着けてもらった名前で、呼ぶといつも嬉しそうにするよ。」
…オレも初めて聞いたぞ。
選ばれる理由も、先代が可愛がっていたという事実も、そのリングの名前も…守護者とならずとも会話をする人間がいるということも。
他にも色々聞き出したいところだが、
これ以上は雲雀が不機嫌になりそうだからやめておくか。
「そういうことで、各守護者による命をかけた戦いが始まる。」
「！！」
驚いたのは雲雀だけで、きっとAは他のボスから聞き出したんだろう。驚いてはいなかった。
「風の守護者は？半分じゃないけど。」
「それが特例中の特例で、オレにも全くわからねぇんだ。もしかしたらねぇかもしれねぇしな。」
その言葉に雲雀は「そう。」と答えた。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
