ボクの日常 31 ページ32
「強くなるのは段階を踏んで。ひとつひとつ、ゆっくりと強くなればいいんだよ。」
避けられない戦いでもないものに首を突っ込む必要はないし、自分を強くするのはいつだって自分の意志だ。
「そうだね…そういえば聞いたんだけど、跳ね馬ディーノっていう人はリボーンの生徒で強いって聞いたよ。今度恭弥と戦ってみたら楽しいんじゃないかな。」
「【ひとつひとつ、ゆっくりと強くなる…だっけ？
僕は君に守られるほど弱くない。】」
あ、これ恭弥怒ってるやつだ。
これは恭弥と話している時にたまたま、じゃない。リボーンの性格からして、わざと恭弥の近くに行って通話したな。
これはどうすべきか…。
「恭弥が心配だからそう言ってるだけだよ。」
「【心配される筋合いはない。】」
「…黒曜ランド……」
「【……】」
流石にあの姿は、耐えた。
マンガでわかってるといっても、あくまでも全てではない。
こっちを『現実』と認識し始めてから思っていたことで、全員が生きていると感じ始めた。
だからこそ、傷つくのが怖くなった。
たとえ、未来でどんなことが起こるかわかっていても。
「目の前で、君が傷つくことを恐れるボクは、愚かに見えるかい？」
「【……見えない。】」
優しい君ならそう答えてくれると思っていた。
だからこその質問なんだけれども。
「ということで、用も終わった。ボクは少し休んでから帰るよ。近いうちに着く。」
その言葉に安心したのか、恭弥は「【そ。】」といつも通りの返事をした。
「またね。」そう言ってボクは通話を切った。
「……今の、リボーンの…策略……だよ、ね？」
そう気付けば、あの恭弥を大人しくするのは至難の業。
同級生のボクでなければ不可能だったと思う。
……あんまりではないだろうか？
「ま、いいか。どうでも。」
ボクはマフィアの根城を後にした。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
