ボクの日常 21 【リボーンの日常 2】 ページ22
リボーンside
ほとんどのこどもが直ぐに泣きやみ、壁に背中をくっつけていた。
しかし当然、中には泣き続けるこどももいた。
「怖いのにみんな直ぐに壁ピッタンできてすごいね。それじゃあみんなで決めよう。読みたい本で手をあげてね。」
そう言いながら、ひとり残されたこどもを抱え、絵本が見えるようにこどもたちから離れた。
ひとり残ったこどもに「怖かったね。」と声をかける。こどもは「うん。」と泣きながら頷くと、「Aお姉ちゃんいるからもう大丈夫だよ。だから、みんなと一緒に絵本読もう？」と話すとこどもは「…うん。」と壁へ向かった。
「それじゃあみんな、絵本の前に〜？」
「にんじゃ！」
「忍者！？」
「そうだね、にんじゃさんやろっか。」
なにを言っているのかわかっていないツナたちの肩に飛び乗る。オレはもうなにをしようとしているかわかっているからだ。
「1と1で〜？」
「にんじゃ！！」
「そう、にんじゃさんになるんだよ。ドロ〜ン！」
それは普段のAとはまったく違う姿。
「2と2で〜？」
「かにさん！！」
「そう、かにさんになるんだよ。シャキーン。」
おそらくAのことを『生徒会長』という色眼鏡で見ていたコイツらは余計に驚いているだろう。
「3と3で〜？」
「ねこさん！！」
「そう、ねこさんになるんだよ。にゃおーん。」
ひとつひとつを恥ずかしがらずに、丁寧に『手遊び』をしていく。
「4と4で〜？」
「たこさん！」
「そう、たこのあし。シュルルーン。」
そして最後は自分で。
「5と5で、キラッキラキラッキラ、手はお膝。」
途中怯えていたこどもも、少しずつ『手遊び』に参加し、最後には全員が手を足に下ろしていた。
その後は多数決で選んだ本を丁寧に読む。
それにこどもたちは聞き入り、ツナたちも聞き入っていた。
「おしまい。」
「「「どうも、ありがとう、ごさいました！」」」
こどもたちが声を合わせて礼を言うのを聞くと、「どういたしまして。」とAが頭を下げた。
オレは急いでツナの肩から下りる。
ツナは不思議がっていたが、それはAのやることがなんとなくわかっていたからだ。
そして、こどもたちの方へ行くと「みんな、ゆっくり聞いてね。」と宥めると、獄寺とツナの方を指さした。
「あの人たちは、『宇宙人』です。」
「「え！！！」」
オレの予想は的中した。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
