ボクの日常 14 ページ15
ボクの部屋は勿論防音仕様にしている。
だからこそ、誰も入らせないこの部屋で、ひとり、悩みを…不安の塊を言うことができる。
天気の悪い日の昼寝用に用意した、ベッド。
天気は悪くないけれど、ボクの体調が悪い。
体と心は繋がっているとよく聞くが、それはどうやら本当らしい。
ふとした時に見る、この残り時間。
『約』なんて適当な回答だけど、大体がわかる。
今現在、『並盛に住んでいるのは』『約4年』。
『並中で生徒会長になる』
ふたつあるけれど、片方は達成できるということで。
片方、もし並盛に住むのが達成できたとして、なにか恩恵はあるのだろうか。
……今の生活できる状態を維持してくれていることが恩恵かもしれないが。
ではもう片方は、どうなるのか。
片方は簡単に達成できるとして、並中の生徒会長の維持を達成したのならば……
「だから…いつも、らしくない。」
…死ぬのが怖いと思うのなんて。
この世界から消えることが怖いと思うのなんて。
元々イレギュラーなボクがここに居ることが1番おかしいことなのに。
生徒会長になるやつ、約4年半を過ぎたらここから去るのもいいかもしれない。
以前、沢田に『守りたいから戦う』、なんてことを言ったが、ボクは『戦う相手がいない』。もし居るとするならば、時間だろうか。
たしか、六道骸との戦闘が終わったら、次はリングで、その次が…未来。
流石に未来までついて行く気はないから、戻ってきたみんなに聞くべきか。…いや、いきなり『自分は生きてるか。』なんて聞かれたら、なぜ未来に行ったことがわかるのか、と逆に警戒されるだろう。
ならランボの使っている10年バズーカを借りて…もしくは意図的に自分に当たるようにして、未来を見るのもいいのかもしれない。
もし生きていたとして『なにを』誰に聞く？
時間から逃げたのか。
ダメだ、逆に怪しまれる。
時間を守って生死を決めたのか。
それとも決められたのか。
まるで自分が死ぬと言っているようじゃないか。
そもそも契約とはなんなのか。
それを教えてもらえたのか。
きっとボクは誰にも言っていないだろうから、誰も知らない。
「…わかんないし…ボクは、もう…疲れたよ……」
ひとり布団に潜り込む。
夢の中にしか、ボクの逃げ場はないから。
ボクの日常 番外編 15【雲雀恭弥の日常 1】→←ボクの日常 13
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
