ボクの日常 12 ページ13
リボーンside
見た目はただの一般人。
ごくごく普通の、ただの学校の生徒会長。
違和感がないということが、なによりの違和感。
恐らく『裏社会の人間』であろうことは予想されるが、それにしてはあまりにも『一般人にしか見えない』。
歩き方、目、手つき、物の触り方はどうみても裏の人間…常に最悪を考えている者の、『殺し屋』のソレだ。
しかし、表情、一般人への対応、気配や雰囲気など…どうみても何も知らない一般人にしか見えない。
殺気を放とうとも、全く微動だにせず、まるで『なにも知らない一般人』のように接してくる。
恐らく武器を手にし、向けたところで『何も知らない一般人』として接してくるだろう。
そして、攻撃してきた瞬間に『裏の人間』として戦うか、『何も知らない一般人』が偶然避けた、とするか。
さっきの殺気で少しでも身構えてくれたならわかるが…ここまで徹底的に隠されると、なにも言えない。
わかったことは、ソイツの腹の底が見えないことは確かなことだった。
「ツナはダメダメだからな、色々と世話になると思うがよろしく頼むぞ。」
「並中生で、ボクが生徒会長である限り、皆平等に見てるから安心してくれ。…と、言ってもこの前のやつは、こちらのミスだ。」
この前のやつ、というのは六道骸のことだろう。マフィアに対して、『普通の』中学生が対応するのは不可能だったのだから仕方ないとするしかない。
だから、あくまでも『普通の』中学生のように対応する。
「気にするな。相手はマフィアだったんだ、『ただの』中学生が対応できるわけが無いからな。」
『マフィア』
この単語にどう出るのか、聞き出す。
「ま、マフィアって……海外とかにある、アレ？」
「そうだぞ。」
「マフィアって、『本当にいるんだ』…。あの恭弥がボコボコにされてたぐらいだからどんな人かと思ったが、切り傷と打撲だけだったし……『本当にマフィア？』『暴力団じゃないのかい？』」
「ああ、正真正銘マフィアだ。」
「『にわかに信じ難いが、』マフィアだったのか…。マフィアは鉄砲使うイメージがあったが、みんなの傷が切り傷と打撲だけでよかったよ。恭弥は……多分、強いから生き残ったんだろうな。」
「『本当にマフィアなら』みんな死ななくてよかったよ。」と俺に話しかける。俺はそれに「ああ。」と返す。
コイツは、全てを予測して動いているヤツだ。
1番厄介なヤツに俺は笑みを返した。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
