お前ら全員整形手術してこい【青葉城西】その４

……ツンデレっていいなぁ！！ ページ46

『私！今日は！頑張って！バレー！我慢する！！

コンディション調節の為に！！！』


姫子ちゃんが一瞬悲しそうな顔をしたから直ぐにフォローを入れた。



『姫子ちゃん安心して。もう傷塞がってるし、1番は昨日熱あったからなんとかしないとなーってことなの。一応病み上がりだから、体力完全回復じゃないし。

てことで！
今日は早く食べて、お風呂入って、寝る！！』


姫子「あんたホントにばっかじゃないの？」



姫子ちゃんの言葉は冷たいように聞こえるけれど、口元が緩んでいて目が嬉しそうにしてた。

姫子ちゃんが自分を責めてしまわないように気を配らねば…。
1日でも早く治るように。

この前みたいに殺人ボール(血付き)にならないように、しっかりと傷を治さねば…！！

バレたらきっと、姫子ちゃんは悲しんでしまうから。



『ということで、悪いけど今日の料理当番変わってください』


姫子「はぁ！？包丁なんて私…」


『大丈夫！姫子ちゃんセンスあるから！それに私が責任もって守るから、ね？』


姫子「…この、無自覚イケメンが(ボソッ」


『…？どうした？』


姫子「なんでもないわよ！！…しっかり守ってよね！」



……ツンデレっていいなぁ！！

今確信した。
姫子ちゃんは[天使・女神]じゃない。


[小悪魔]だ。


あざとい、けれどそこがいい！！


ツンの中のデレ…可愛すぎる。



『はぁぁぁ……姫子ちゃん、可愛すぎかよ…』


姫子「なっ、何言ってんのよ！！」


『とりあえずギュッとさせて』


姫子「し、仕方ないわね！！」



あー！！可愛いぃ！！


気づかなかっただけで、癒しは目の前にいたのね…。



サンクス、姫子ちゃん。

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