お前ら全員整形手術してこい【青葉城西】その４

心配です ページ38

脱走や精神安定剤のバレーにバリバリ使っていたが、



実は手も顔もとてつもなく痛いんですよねェ！！！



自分の手を見下ろすと、包帯は緩んでいる訳では無いはずなのに血が滲んでいる。


治ってきたとはいえ、染みるわ下手にぶつかったら出血するわで、ひとりバレーをした後にボールが血塗れになっており［殺人ボール］を拭いてゴミ箱へ消えたティッシュは数しれず。


今ティッシュ消費量が最も多いのは多分私だろう。



『…跡、残りそう』


姫子ちゃんからカッターを奪い取った、手。



姫子ちゃんは気にかけてしまうだろうか。

自分が傷つけてしまった手だと。



でも私にとっては仲間を守れた証の跡で、

誇らしいとすら思えてしまう。





と、何故私が手を見つめていたのかというと。






『…どうしたの？』

国見「別に」



英がむちゃくちゃこっちを見てくるから、ぶっちゃけ現実逃避をしてただけなんだよね。



ずっと見られていたらちょっと気になる。


しかもそれが恋人ならばもっと気になる。


更にその理由を聞こうとしてもボヤかされたり、曖昧な返事しか返ってこなかったらすごく気になる。



何か私やったっけ！！？？




『それで！何かあった！もしくは何かやらかしてしまったのかなと！私は！心配です！！』

「…ん……」



今まで出来ていた会話すらも成り立たなくなっているこの現状。


私は思った



ここは私がリードしなくては！！(迷走)




第二人格、起動っ！！！！

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