お前ら全員整形手術してこい【青葉城西】その４

主導権は行方不明 ページ32

国見side


昨日の告白からあまり眠られず、

朝食の時、Aは烏野の選手に何かアドバイスをもらっていたようで熱心に話しを聞いていた。



それは何故かAを取られたようで少し嫉妬した。



昨日できた、両思いだった俺の恋人を。





Aは俺のものなのに……




……主導権は完全に奪われていたけど…




及川｢国見ちゃん、昨日は可愛かったねぇ〜｣



松川｢もうアレは見てらんなかったわwww｣



花巻｢その割にはガン見してたけどなwww｣



｢及川さんぶん殴りますよ？｣



及川｢まっつんとマッキーはいいの？？！！｣



一世一代の大勝負にライブにして全員に見せびらかしてたヤツなんか知るか。



…………よく考えたら、ファーストキス…全部アイツに奪われてんじゃん…


その後も二回、三回…四回目で終わったキスは……



……正直あんまり覚えてない


テンパりすぎて。




｢はぁぁぁぁぁ……｣




ため息しかつけねぇよ…



『おはよ、英』







｢ふぇっ！！？？｣




本人が来たことに気づかなかった俺はオドロキ、変な声を出してしまった。



『ふふっ。可愛いな、英は。今日城西のマネだから、一緒に居られるね』




｢あ、ああ…｣



頑張ってね、と準備に行くAを見送ると







……ふぇ！！？？って俺ぇぇぇぇえええ！！！！



何言ってんだよ！！！俺！！！



おかげで主導権完全に握られてんじゃねぇかぁぁぁぁあ！！！！！！





俺はひとりで激しく反省していた。

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