お前ら全員整形手術してこい【青葉城西】その４

おかしい ページ4

最初は青城がリードしていた１セット目は、



黒尾「っらぁ！！」




バァァン




国見「チッ」




徐々に点差を詰められていった。



及川「岩ちゃん！！」



岩泉「ふっ！！！」



床に叩きつけられたボールが点数板をめくる。



青城ー音駒

２５ー ２３


岩泉先輩のスパイクにより、ギリギリとれた１セット目。


音駒の研磨が動き出す中、こちらには余裕の色は見えなかった。




一番気になったのが……



国見「……」




……国見の動きがおかしい。





普段なら前半に体力を残しておき、後半から国見の真価は発揮される。



だが、今日の国見は体力配分がおかしい。



まだ序盤なのに、他の人と同じように走っている。




いつもの国見なら取ろうともしないであろうボールも追いかけていた。




及川先輩もそれには気づいていた。



だから国見に渡すボールを必要最低限まで少なくしたが、




国見「……及川先輩。今日俺にトス、少なくしましたよね？」




国見がそれに気づいてしまった。



言い方もどこか責めるような言い方で…




『国見』



私はそんな国見に声をかけてしまった。





『……何をそんなに焦っているの？』





私には国見に余裕がない、というより焦っているように見えた。





国見「っ…うるさい……」







国見はタオルを被ると、私の視線から逃れた。

［かもしれない］→←普段無気力のくせに……

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