夢の国４ ページ39
＿＿＿＿＿＿＿
「もう皆には先帰ってもらったで」
「…おん、ごめん、」
「…いや、俺こそごめんやで、流星、に聞いた。神ちゃんはぐれてもうてたんやな、気づかんかった、ごめん。でも、なんで流星に……」
「、淳太と、一緒におったから、…」
「えっ？」
「淳太と！一緒に花火見とったやろ？！？…俺そのとき寂しかってんで…？」
「あーーーーーー！！！あれ？！あれは偶然やって！！まあ、確かに淳太にはちょっと付き合ってもらっとったけど……」
2人でなんとか門まで辿り着き、タクシーに乗って帰宅途中。誤解が解けたのは良かったものの、また何かしら不安のあるようなことを濁すコイツ。
せっかく俺は素直になったのに。普段素直じゃなくて可愛げのない俺よりやっぱ、構いがいのある淳太のがええんかな、
「…コレ。」
「え？」
泣きたくなる衝動にかられ、顔を俯かせたら視界に入るモノ。
それはさっきまで俺たちがいた場所の袋やった。
何が何だかわからず固まってたら、勝手に手を取られて受け取られるソレを、目で開けてとばかりに訴えられて仕方なく見ることにした。
「……神ちゃんに、選んでん。」
渡されたそれはシルバーの某キャラクターのピアス。
大きくもなく、よく見なきゃ目立たないようなシンプルなデザイン。
「淳太にな、教えてもらってん。あいつ詳しいやんか？だから、付き合ってもらってん。」
「じゃあ、あれは…」
「買い終わったあと外出たら偶然打ち上がっててん！それ見たんちゃうかな…？」
「…、そっか、…うん、…ふふ、…」
「、なに？笑っとるん？」
「おん！嬉しくて。俺の好みドンピシャやし、さすが俺のこと知っとるな…？」
「勿論やし！神ちゃんは俺の恋人やろ！！！」
「っ、！」
タクシーの中だってことを忘れて、感謝の気持ちを込めてしげに軽く触れるだけのキスをした。
まあ、これは彼をヒートアップさせる興奮材料でしかなく、その後何度もキスされました。
タクシーの運転手は俺たちを降ろしたとき、すごいニヤニヤしとったからきっと見てたんやろな、と心の隅で感じた………
＿＿＿＿＿＿＿
めっちゃ短く終わらせるつもりが結局切ない方向にいかせたせいで長くなってしまった…(笑)
こんなことがあったらいーな！
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楓(プロフ) - ゆなさん» お返事遅くなりすいません！ありがとうございます！ (2018年7月27日 18時) (
レス) id: 6886d4f7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 楓さん» 続編お待たせしてすみません…最後まで書けましたので更新していきますね！ (2018年7月23日 23時) (レス) id: 968f2f646a (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - トラウマの続編お願いできますか？ (2018年7月23日 19時) (レス) id: 6886d4f7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - マリオさん» 復活しました…！長らくお待たせしてすみません。。ありがとうございます！頑張りますね！ (2018年7月20日 9時) (レス) id: 968f2f646a (このIDを非表示/違反報告)
マリオ - 復帰されたんですね！更新頑張ってください（＾ν＾） (2018年7月20日 6時) (レス) id: 92480d0cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yn☆*: | 作成日時：2017年9月30日 2時
