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第61話 ページ11

プリクラの機器は分からないので、空いているやつに入った。

  二人とも本当に分からないので、俺はカレカノ用だったらどうしようと不安だった。

  しかし、ポーズの指示が普通だったので安心した。

 「いっぱいあるね。」

 「多すぎるくらいだよ。」

 「今度、由宇ちゃんとも来ようかな?」

 「あいつ、喜ぶと思うよ。」

  へらっと笑う廉。

  本当、可愛いな。

  俺達はまた歩き始める。

  周りは家族連れや、大学生カップルばっかだ。

  俺達、傍から見ればカップルなんだろうな。

  付き合ってないのに手とか繋ぐのかな?

  今の俺らは恋人つなぎではない。

  誰もが手を繋ぐときの、ごく一般的な繋ぎ方だ。
 
  恥ずかしくないのか?

  廉の顔を見るとやはり笑顔。

  意識してくれてないのかな?

  ホント、どこまで鈍感なんだか。

 「桃里?どうしたの?」

 「え?あ、何でもない。」

 「ならいいけど。」

  あー、これは意識してないな。

  思わせぶり行動ばっかして。

 「ねぇ、桃里は嫌。」

 「え?」

  気づけば口からこんな言葉がこぼれていた。

 「下の名前で呼んでよ。廉。」

 「・・・」

 「お願い。」

  一気にたたみかける。

 「・・・さとみ。」

 「・・・え、」

  よ、呼んでくれた。

 「これでいい?」

 「うん!」

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いちごみるく - 好きです(急)神なんですか?神なんですね(圧)(((((落ち着け こほんっ凄くいいお話でした大好きですもうぜんぶだいすきです好きです(((((うるさいよ?これからも応援しています (2020年6月13日 0時) (レス) id: b8edf647a9 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» ありがとうございます! (2019年9月1日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - やみさん» 初コメありがとうございます。新作も頑張ります。 (2019年9月1日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ナイトさん» ありがとうございます。いえいえ、ナイトさんにもいつか素敵な出会いがありますよ。ステキな方が現れますように。 (2019年9月1日 8時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - 完結おめでとぉーこの続きを見たい私がいる笑その続きは私たちの想像ですかね?最高でした!2人は最後に結婚して……あぁー私もこんな人生をおくりたい…(絶対無理) (2019年8月31日 22時) (レス) id: 2c7054aa37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)  
作成日時:2019年8月26日 16時

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