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第50話〜夢主〜 ページ48

授業もやる気が起きなかった。

  外を見るたびに目に入る花壇。

  あんなことをやってもまだ懲りない柴崎たち。

  お弁当も残し、半日ぼーっと生きていた。

  今日はたまたまシフトが入っていなかった。

  逆に安心した。

  朝は青柳が休みで、教室中軽くパニックになっていた。

  隣では桃里が質問攻めされていた。

  まぁ、興味はないんだが。

  放課後、帰ろうとしたら桃里に呼び止められた。

 「何?」

さ「花壇、作り直そう。」

 「だから、花がないって・・・」

  私は八つ当たりか、キレそうになった。

さ「あれば、いいんでしょ?」

  桃里は私の腕を掴んで走り出した。

  裏庭に行くと、皆が袋を持っていた。

 「な、何?」

さ「これから、花壇を作ろう。」

  皆は袋の中をみせてきた。

  そのなかは色とりどりの花がいっぱいあった。

 「な、何で・・・」

な「どんな花があったか分からなかったけど。」

ジ「色が綺麗だったらいいかなって。」

こ「意外と大変だったんだからね。」

る「ころん先生が一番張り切ってたじゃないですか。」

り「ころちゃんのツンデレ〜WW」

こ「うるさい!」

  私の前で戯れる皆。

  何が起こってるのか、私には分からなかった。

さ「さっき、皆が町中の花屋で買ってきてくれたんだ。」

  桃里は私の手を握った。

さ「皆で作り直そ。ね?」

 「・・・本当、ばか。」
 
  私は、一度俯きもう一度皆の顔を見た。

 「ありがと。」

_______________________________________

  続編行きます。

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作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)  
作成日時:2019年7月27日 19時

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