第38話 ページ41
店「彼女さんですか?」
「はい?」
会計をしていた店員さんが、フフッと笑いながら言った。
店「違ってたらごめんなさい、手繋いでたから。」
「あー、」
そういえば、手繋いでたな。
そりゃ勘違いするわ。
「彼女じゃないですけど、彼女にしたい人です。」
店「あらあらWW」
と、言いながらラッピングしてくれる。
この人、めっちゃいい人じゃん。
店「はい、どうぞ。大事にしてあげてね。」
「はい。」
俺は商品を受け取りながら答えた。
彼女じゃないけどね。
「ごめん、お待たせ。」
「平気。」
「そろそろ行こうか。」
「うん。」
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買ったのはいい、構わないんだけれども。
渡すタイミングがない。
どうしようか悩んでたら廉の家に着いてしまった。
「今日はありがと。」
「うん。」
「また明日ね。」
廉がドアを開けて、入ろうとする。
俺は廉の腕を掴んだ。
「ど、どうしたの?」
「あの、これ似合うと思ったから。」
と、廉に渡した。
「これ、開けていい?」
「うん。」
袋をガサガサと開ける廉。
「綺麗だね。」
「それ、明日からつけてきてよ。絶対似合うから。」
「そ、うかな?」
「うん。」
廉はもう一度その髪飾りを見て、微笑んだ。
「ありがと、着ける。じゃあね。」
「うん、じゃあ。」
バタンと扉が閉まった。
笑った方が絶対可愛い。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年7月27日 19時