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第32話 ページ34

「一緒に行けないわよ。バイトがあんだから。」

 「えぇ・・・」

  俺は項垂れた。

  せっかくのデートだと思ったのに。

  多分、デートと思ってるのは俺だけだと思うけど。

そ「姉ちゃん、お疲れ。」

 「颯真。」

  由宇と颯真君が席に遊びに来た。

ゆ「お姉さん、かっこよかったです。」

 「ありがと。」

  ねぇ、由宇。俺は?俺は1位よ?

そ「いいじゃん、遊びに行って来れば。」

 「颯真、聞いてたの?」

そ「完璧。」

  廉は、一瞬黙ってうつむいた。

そ「俺は大丈夫だから。」

ジ「そうや。その日、颯真君は俺らと遊ぼうや。もちろん、由宇ちゃんも。」

こ「確かに。」

る「それいいですね!」

  皆、ありがと。

  俺の心を読んでくれた。

 「ね、行こうよ。」

 「・・・今回だけだからね。」

  と、そっぽを向いて言った。

  耳はほんのり赤くなっている。

  そして、徐にスマホを取り出した。

 「こ、この日ならシフトまだ入れてないから。」

  その日は来週の日曜だった。
 
 「じゃあ、その日に行こう!」

  そんな話をしていると、誰かが来た。

佐「あの、柏木さん!」

  声の方向を見ると、廉の後ろにあの佐藤がいた。

 「・・・何?」

佐「ちょ、ちょっといいかな?」

  佐藤が顔を赤くしながら言った。

  待て待て、雰囲気告白じゃね?

 「・・・いいけど。」

  ちょっと、と言って廉は着いて行ってしまった。

こ「あれ、絶対告白だよね。」

そ「由宇の兄ちゃん、俺、兄ちゃんだったら姉ちゃんの事あげてもいいよ。」

  颯真君が真剣な目をしていった。

ゆ「あんまりよくないけど、見に行ったら?あんまいい感じがしないから。」

 「・・・ごめん、少し行って来る。」

  俺はそう言い、廉の後を追った。

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作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)  
作成日時:2019年7月27日 19時

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