第３０話 ページ32
俺は恐る恐る聞くことにした。
「廉は何に出るの？」
「１００ｍと二人三脚。」
「え、二人三脚出るの？」
「くじで引いてしまった。」
二人三脚、それはご存じの通り二人が内側の足を紐で結び、息を合わせ歩く競技である。
女同士なら問題ない。しかし、うちの学校は男女なのだ。
俺はそこが許せない。
「嫌だ、マジで休もうかな？」
廉の周りにはドス黒いオーラが沢山出ている。
出来れば、俺が代わりたいところだが生憎、男子の二人三脚は埋まっている。
「とりあえず、頑張れ。」
「はぁ。」
しかし、体育祭はクラスカラーの鉢巻をつける。
うちのクラスカラーは緑だ。
しかも、髪を結ばなければいけない。
普段、降ろしている廉の髪がアップになるのだ。
絶対可愛い。このままだと、来ないかもしれない。
あ、そうだ。
「頑張ったらご褒美やるよ。」
「ご褒美？」
よし、反応したぞ。
「うん、今欲しいものなに？」
「・・・特にないんだけど。」
そう来たか、しかし俺は分かる。
廉はここ最近、同じ本を何回も繰り返し読んでいる。
そろそろ飽きるかな？と思ったのだ。
「本、好きなやつ買ってやるよ。」
「・・・本当？」
よし、来た！！！！！
「本当。」
「・・・約束だからね。」
そう言って、教室を出ていった。
こ「さとみ君、策士だなｗｗ」
「まぁなｗｗ」
ころんにドヤ顔しておいた。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (
レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますｗｗ (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです！カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます！何かその方が夢主ちゃんっぽいのでｗｗ頑張ります！ (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞樹チロル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時：2019年7月27日 19時
