隣りの席の子が気になって仕方ありません！【さとみ君】 (ページ31)

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第２９話ページ31

？「おーい、兄ちゃん？起きて～。」

　「・・・え？」

　誰かに呼び起され、起きると颯真君がいた。

そ「姉ちゃんの看病してくれたの？やっぱり熱高かったでしょ？」

　「うん。だいぶ熱は下がったと思うけど。」

そ「でもさ、由宇の兄ちゃん。時間平気？めっちゃ寝てたでしょｗｗ」

　そういわれ、時間を確認すると７時だった。

　待って、めっちゃ寝てたじゃん。

　置いておいた食器はないので、颯真君が片付けたのだろう。

　「え、めっちゃごめん。」

そ「俺は平気だよ。由宇が心配してた。」

　「そっか、帰ろうかな？」

そ「うん、姉ちゃんには言っとく。気を付けてね。」

　「ありがと。廉に無理するなって言っといて。」

そ「分かった。」

　俺は颯真君に見送られながら、帰宅した。
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　次の日、登校すると廉が既に本を読んでいた。

　「廉、大丈夫なのか？」

　「うん、ありがと。」

　そう言い、また本を読み始めた。

　こういう所が廉らしいよな。

　そして、ホームルームの時間。

　今日は今度ある体育祭の出場種目を決めるらしい。

　担任がそういうと、廉は心底嫌そうな顔をしていた。

　一人２種目出なければいけない規定なのだが、俺は１００ｍ走を取ったものの

　２００ｍ走を逃してしまった。

　黒板を見ると、残っているのは借り物競争と障害物競走。

　障害物競走は網を潜ったり、縄跳びをしながら進む。

　俺は借り物競争にした。そして、見事に引き当てた。

　ころんは、１００ｍと２００ｍらしい。

　廉は、

　「・・・」

　目が完全に死んでいらっしゃるｗｗ