第28話 ページ30
とりあえず、作る物はおかゆだ。
冷蔵庫を開けると、小分けにされているご飯と卵があった。
市販のだしもあったのでそれも使う。
作り終わったおかゆと、取り皿、元々あった薬と水を持って部屋に向かった。
「作ってきたけど、起きれる?」
ベッドで寝ている廉は少し息が荒い。
「ん。」
起き上がるのも精一杯っぽいな。
「いいよ、俺が食べさせるから。」
俺はスプーンにお粥を少しすくって、ふーふーを冷ました。
「はい、あー、」
待って、流れでしてるけどさ。俺が廉にあーんするんだよね?
え、俺気づくの遅くね?
「ねぇ、早く。」
廉は口を開けて待っていた。
落ち着け俺。大丈夫だ。
「あ、あーん。」
「う、ん。あ、美味しい。」
よかった、美味しかったか。
そのあと、廉はお粥を食べきり薬を飲んだ。
俺は洗い物をしようと、立ち上がったが廉に袖を引っ張られた。
「こ、ここにいてほしい・・・」
え、いやかわいすぎるだろ。
俺はもう一度座り、廉の手を握った。
「桃里の手、冷たい。」
と、すりすりしてきた。
すみません、いつもの廉さんはどこに行ったのでしょうか?
「寝てていいよ。」
「うん、おやすみ。」
「おやすみ。」
俺は空いている手で、母さんにラインをして、そのまま寝てしまった。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年7月27日 19時