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第27話 ページ29

次の日、いつも通りに登校したものの廉がいなかった。

  昨日追加したラインを開いてると、一件通知が来ていた。

風邪引いた。うつると嫌だし、颯真はバイトだから今日は大丈夫。

  え、あいつ風邪引いたの?家に一人じゃん。

  俺は熱は何度か聞いてみた。

さとみ熱は?何度あんの?

38度くらい。

  めっちゃ高いじゃん。大丈夫なのか?

  放課後寄ってみるか。

________________________________________

  俺は皆に事情を説明して、廉の家に寄った。

  風邪なのに大人数は可哀そう、ということなので、俺だけだ。

  近くの薬局で、常温のスポーツドリンクと熱冷シートを買っていった。

  インターホン使おうかな?

  インターホンを鳴らすと、反応してくれた。

 「は、い・・・桃里?」

  出てきた廉は顔が真っ赤で、少し汗をかいていた。

 「見舞いにきた。」

 「い、いのに。大丈夫だから・・・」

  途端、廉の体がぐらっと傾いた。

 「おわっ、熱いな。」

  俺は廉の体を支え、お姫様抱っこをした。

 「だ、大丈夫だから・・・」

 「どこが大丈夫なんだ?部屋、入っても平気?」

 「・・・」

  廉はこくりと頷いた。

  俺は片手で開けて、部屋に入った。

  部屋は綺麗に整頓されていた。

  俺はベッドに廉を下ろし、床に座った。

 「薬は?飲んだ?」

 「食べてないから飲んでない。」

 「はぁ、それじゃ治んないぞ。」

  俺は、袋からシートを出し廉の額に貼った。

 「キッチン借りてもいい?」

 「・・・うん。」

  俺は立ち上がり、キッチンに行った。

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設定タグ:すとぷり , さとみ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)  
作成日時:2019年7月27日 19時

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