第25話 ページ27
「桃里?」
廉が俺の顔を覗き込んだ。
「あ、ごめん。このままサボる?」
「・・・眠い。」
そう言って、ベッドに寝っころんだ。
俺も、廉の近くに腰を下ろす。
「寝なくていいの?」
と、ベッドの空いている場所を静かに叩く廉。
自覚しているのか、していないのか。これは確実に後者である。
「い、いや、俺は・・・」
迷ってしまう。正直、めっちゃ眠い。
「寝る。」
俺は廉の隣に潜り込んだ。
シングルベッドだから、狭い、密着度がやばい。
俺は廉を抱きしめた。
「誰も、抱きしめていいなんて言ってない。」
と、俺の腕の中でもぞもぞするが、俺はがっちりホールドする。
「・・・」
諦めたのか、動かなくなった。
そして、俺の背中に腕が回った。
え、嘘。マジですか、廉さん。
さとみ君、それは聞いてないし、想定外だぞ?
チラッと見てみると、廉はすでに寝ていた。
「おやすみ。」
俺は廉の頭を撫でて、眠りについた。
__________________________________
ジ「さとみ〜?柏木ちゃん?」
「ん?」
目を開けると、皆がベッドを囲んでいた。
る「もう、放課後ですよ?」
「え・・・」
時計を見ると、4時だった。
り「てか、早く柏木先輩起こしてあげなよww」
と、莉犬がニヤニヤしながら言ってきた。
「あ・・・」
俺はまだ、廉に抱き着いたままだった。
最悪だ。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年7月27日 19時