第２３話〜さとみ君Ｓａｉｄ〜 ページ25
俺達はすぐさま廉のもとに行った。
「廉！！」
廉は濡れた前髪をいじりながら、振り向いた。
「あ、そういえばいたんだっけ？」
「大丈夫！？」
廉は、一回全身を確認して苦笑いした。
「・・・寒い。」
今日は５月というのに少し肌寒く、風が吹いている。
な「さとみ君、とりあえず保健室に連れて行ってあげたら？」
「はい。」
こ「先生には誤魔化しておくから。そのままサボっちゃえば？」
「うん。」
俺は廉の手を引き、保健室に行った。
「失礼しまーす。」
手を繋ぎながら保健室に行くと、誰もいなかった。
こんな時に限って、出張かよ。運悪いな。
「えっと、これ着てて。」
「でも、」
「いいから。」
廉の濡れているブレザーを脱がし、俺のブレザーを着させた。
「っ！！」
あ、やばい。透けている。
廉は気づいていないらしい。俺の前で、堂々とブレザーを着ている。
俺は見ていない、見ていないと自分に言い聞かせ目を逸らした。
「俺、ジャージ取ってくるから。」
「今日、女子は体育じゃないからジャージないよ。」
「・・・」
そうだ、今日は保健だっけ？男子は最後にあるんだよな。
「いいよ、俺の貸す。」
「・・・ありがとう。」
俺は廉の頭を撫でてから、保健室を出た。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (
レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますｗｗ (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです！カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます！何かその方が夢主ちゃんっぽいのでｗｗ頑張ります！ (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞樹チロル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時：2019年7月27日 19時
