第19話 ページ20
次の日、俺らは普通に登校する。
ころんと一緒に教室に向かう。すると、教室の前に廉が立っていた。
「あれ、廉。どうしたの。」
「・・・何でもない。」
廉は俯いたまま、教室に入って行った。
何かあったのだろうか。
「何かあったのか?」
こ「とりあえず入ろう。」
俺達は教室のドアを開けて入ったところ、何もなかった。
クラスの奴らに挨拶されるので、それを返しながら席に向かう。
廉を見てみると、いつも通り本を読んでいた。
「廉、あのさ・・・」
俺は廉に声を掛けた。すると・・・
?「柏木さ〜ん。」
声のする方向を見ると、杉原華那の取り巻きの一人でうちのクラスのトップ、
柴崎がいた。
柴崎は後ろに何人か連れて、廉の机を囲んだ。
「・・・何か用?」
し「一つ、聞きたいんだけどぉ。」
廉を見ると、心底嫌そうな顔をしていた。
し「同情引いてんの?」
「は?」
その声に教室の空気が凍りついた。
し「う〜ん、ここで話すのも・・・そうだ、屋上こない?」
「・・・授業サボりたくないから。」
女子の間で、刃向ったら終わりと言われている柴崎に反抗する廉。
し「へぇ〜、いいんだ。弟君がどうなっても。」
こいつ、何で颯真君の事知ってんだ?
同じ中学というわけでもない。
かといって、俺らから情報を集めたって言うのも違う。
そうすると、残りは・・・
「・・・てめぇ、どういうつもりだよ。」
し「キャア、怒った!こーわーいーww」
「・・・」
がたっと音を立てて立ち上がった廉。
そして、柴崎たちを睨みつける。
し「・・・来る気になった?」
「弟は関係ないだろ?」
し「こんなお姉さんと一緒にいる弟君、可愛そうねww」
「・・・」
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年7月27日 19時