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第145話 ページ20

直「一つ、お伺いしたいことがあるんです。」

 「何ですか?」

直「聖さんにネックレスを送りましたよね?」

  あの、指輪が付いているやつです、と付け足す。

  それって、俺があげたやつだよな?

 「俺だけど。」

直「どうも聖さんのお母様が気に食わないようで。外させてました。

  昔の男なんか忘れなさい、私の服には似合わないって言いました。

  そしたら、聖さん。何したと思います?」

  桜木直人が少し笑いながら言った。

  残念だけど、俺には全くもって分からなかった。

直「聖さん、お母様の事を睨みつけて、昔の男なんかじゃない。

  大体、あんな服私は着るつもりない。あんたらには分かんないんだ。

  私の気持ちなんかどうでもいいんだろ?と。かっこよかったですよ。」

 「・・・」

  聖は自分より友達とかのほうが大切。友達を傷つけたりしたら、絶対に許さない。

  そういうやつなんだ。

直「そして、こう言い放ったんです。あんた達の事を、一度も親だと思ったことはない。

  聖さんはそれから必要最低限、部屋を出なくなりました。

  ドアには鍵を掛けています。多分、怖くなったんでしょう。

  この言動で、もし何かあったらって。
 
  聖さん、必ずと言っていいほど毎日泣いています。

  だから、もし救えたらいっぱい甘やかしてあげて下さい。

  いっぱい愛してあげてください。」

全「・・・」

  言われなくても、もちろんそのつもりである。

 「絶対助けてやるからな。」

  俺は一人呟いた。

 

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作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - 莉咲さん» ありがとうございます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
莉咲 - 最期すっっごく泣きました!ありがとうございました。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: 9a4197b886 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりんちゃんさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただきありがとうございます。 (2019年8月10日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんちゃん - 泣いたw←すごい楽しかったです!ありがとですw (2019年8月10日 14時) (レス) id: 51981cd5ed (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - はるかさん» 新作のお気に入り登録ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月22日 15時

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