さとみ君の好きな人 パート３

第８５話 ページ5

朝起きると、目の前にさとみの顔があった。

　「おわぁ！？」

　 びっくりして思わず大きい声を出してしまったが、さとみはまだ寝ているようだ。

さ「ん・・・」

　 寝顔綺麗だな・・・ってこれ普通立場逆じゃね？

　 ほら、夢小ｓ((すみませんでした。

　 私は近くにあったスマホを手に取り、時間を確認した。

　「８時、何分だ？」

　 寝起きだからか、目がしょぼしょぼして時間が分からない。

　 あ、メガネしてないや。原因はお前か。

　「８時半過ぎ、か・・・」

　 どうしよ、起きて朝ごはん作ろうかな？

　 多分、布団入っても眠気もう醒めちゃったからな〜。

　 起きますか。今日の朝ごはん何作ろう。和食にしようかな？

　 私はリビングに行き、起きないようにテレビの音量を小さくしてつけた。

　『続いては、最新の流行をお知らせするコーナーです。本日は、流行の食べ物について

　 紹介していきたいと思います。最初に紹介するのは・・・』

　 株式会社清瀬フードです。

　 私はチャンネルを変えた。思い出したくもない。

　 あんな、つまんない、窮屈で退屈な生活なんて。

　 私は、いつもと違う番組をつけてキッチンに立った。

さ「おー、おはよ〜。」

　 さとみが目を擦りながら起きてきた。

　「おはよ。」

さ「あれ？いつもと番組違くない？」

　「他にみたいもんあるならいいよ？」

さ「いや、俺は別に何でもいいんだけど。何かあった？」

　「気分だよ、気分。」

さ「そっか。」

　 私は考えていることを悟られないように、いつもの口調で言った。

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　 テスト終わりました！え？点数？聞かないでください。

　 あと、明日引退試合で更新できなさそうなので、今日頑張ります！

　 明日、負けちゃうかな？

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