さとみ君の好きな人 パート３

第１１１話 ページ37

はい、今はこの極寒の中、除夜の鐘のために並んでいます。

　 めちゃくちゃ寒いです。

り「皆で叩こう！」

　 と、可愛く言ってきたので皆で叩きます。寒いです。

　「寒いぃぃ。」

さ「言いだしっぺはお前だろ。」

　「そうだけどさ〜。」

　 スマホいじりながら会話中。周りに電気があるのと、甘酒が配られているのが救い。
　
ス「お次の方々、どうぞ。」

　 やっと、呼ばれたよ。ホント寒かった。

ス「良かったですね、お客様で最後ですよ。」

　 お、ラッキー。後ろの方には申し訳ないけど、嬉しい。

　 皆で１本の紐を持つ。

　「せーのっ！」

　 ゴォォォォン

　 すんげー、いい音じゃん。

ジ「お参りしてこうや！」

　 私たちは、それぞれお金を投げてお願いごとをする。

　 私は、これからも色々な人とご縁がありますようにって思って、５円玉を投げる。

　『お願いごとは・・・これにしよう。』

さ「聖は何お願いした？」

　「あれ？言ったら叶わなくなるんじゃないの？」

さ「え、そうなの？じゃあ、ジェル君ところん叶わないじゃんｗｗ」

　 え、あの二人言っちゃたの？マジかよ、聞いときゃよかった。

さ「あの二人、ずっとこのメンツで仲良くいられますようにだって。」

　「らしくなっｗｗ」

さ「それなｗｗ」

　「でも・・・」

さ「？」

　 私も同じなんだよね

　 ″何時までも、このメンバーで仲良くいられますように。"

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