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1時間経ったかな、なんて時計を見ても
5分しか進んでない。
それからずっと二人で震える手を握りあって
辺りが真っ暗になった頃。
赤く光っていたライトは消えて
重たそうな扉が開いた。
たくさんの機械に囲まれたベッドは
顔も見ることが出来ずに運ばれて行った。
『先生が来るのでお待ちください』
そう、看護師さんが言い残して言った。
そのまま座っていたら出てきた人は、
多分年は同じぐらいの青いスクラブが似合う
イケメンな人……だった。
真っ白な部屋に連れていかれて
よく分からないけど……
『危険な状態』であることを説明された。
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作者名：さとか | 作成日時：2017年12月29日 23時
