ニオワセ彼女

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桃｢なんでしげもいるん！｣

｢ええやん、別に｣

桃｢ええけども…｣

緑｢ごめんな？俺が呼んだんや、あかんかった？｣

桃｢…許す！｣


神ちゃんに

あまり

逆らえない小瀧。


ニコニコ微笑み

小瀧をみつめる姿は

まるで母。


緑｢まず食べよっか？｣

桃｢うん！しげ、あれとって｣

｢へいへい｣



なんやかんや

末っ子に甘いのは

俺も同じ。



緑｢しげ、あげる｣

｢おっありがと！｣

桃｢うわなんか今のカップルみたい｣

緑｢えーそう？｣

桃｢うん！なあなあ、神ちゃん俺にもこれちょうだい！｣

緑｢ふふっはいよ｣



カップルなんですよと

いいたいが

ぐっと我慢。



緑｢それよりさー話ってなんなん？｣

桃｢あー…んっとなあたいしたことないんやけど｣


実は…といいかけた瞬間

小瀧の電話がなった。


｢うわっなんというタイミング｣

緑｢誰から？｣

桃｢マネージャーや、ちょっと出てくる｣

｢はいよ｣



小瀧がでていくと

神ちゃんは

お肉を指さし

口を開けた。


｢あーん｣

緑｢あーん…ふふありがと｣


まったく

2人きりになると

甘えたになるんやから。


…可愛いやから許すけど！



桃｢ごめんおまたせ｣

｢おかえり、なんやって？｣

桃｢明日の仕事のことやった｣

緑｢そうなんやね｣

桃｢でなさっきの続きなんやけど…実は俺好きな人ができて｣

｢え、誰？｣

桃｢…あー…っと同じ業種の人で｣


ためらうように

ソワソワし始めた小瀧。


もしかして


｢メンバーの中の誰か…とか？｣


そう俺が尋ねると

顔を真っ赤にした小瀧。


｢まじで！？あの女好きの小瀧が！？｣

緑｢女好きはいいすぎやで｣



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