ニオワセ彼女

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緑side



ドラマが決まることは

嬉しいことだし

仕事があることは嬉しい。


だから

わがままなんて

言えへんけど


…ぶっちゃけ

共演してる方々に

嫉妬してるだなんて

なんとも女々しいな自分。



桃｢いやあほんますごいわ神ちゃんは｣

｢え、なんで？｣

桃｢だってさー…全てにおいて大人な対応するんやもん。俺だったら絶対そんなんできひん｣

｢…心の中は大人やないけどな｣

桃｢表にださへんだけですごいわ｣



もぐもぐ

食べながら

話すのんちゃんは

なんだかリスみたい。



｢しげのことまだ好き？｣


そう尋ねると

すぐさま頷いたのんちゃん。


桃｢すき、けどもう付き合うとかは考えてへん、ただみていたいだけ？ファンみたいな感じ｣

｢もし俺としげが別れたら奪う？｣

桃｢奪わへん｣

｢なんで？｣

桃｢恋愛に疎かったしげを恋愛の沼におとしたのは神ちゃんやで？俺はそんなことできひんし…なによりも｣

｢なによりも？｣

桃｢2人は別れへんと思ってる！お似合いやもん｣

｢…のんちゃんええやつやなあ！｣

桃｢ええ？そう？神ちゃんには負けるわー｣


自分だったら

こんな対応とれるんやろうか？


もし大毅と付き合ってないときに

のんちゃんあるいは

違う誰かが

大毅と付き合っていたら…


考えただけで

泣きそう。


桃｢なあ、神ちゃん｣

｢ん？｣

桃｢応援してるで！これからも｣

｢…ありがとう｣


…応援してくれる人が

いるだけでも

幸せやな。うん！


｢メンバーに話そうかな…｣

桃｢ええんちゃう？｣

｢んー…でもまだ…んー…｣

桃｢ぶっちゃけ神ちゃんたちの他にもメンバー同士で付き合ってるやつらいるしな｣

｢…ええ！？誰！？｣

桃｢ゴニョゴニョ…｣

｢…！！意外な2人や…｣





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