ニオワセ彼女

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仕事がおわり

久しぶりに小瀧と食事。


小瀧がいきつけらしい

お店で乾杯をした。


｢お前もうれたなあ…こんな店予約できるなんて｣

桃｢いやあ、重岡さんには負けますって｣


いやなに

このサラリーマンみたいな会話笑


桃｢なあ、しげ｣

｢んー？｣

桃｢あんな、俺話したいことあるねん｣


きた。

きたよ、これ。


ごくっと

喉を鳴らし

小瀧を見つめると

小瀧はゆっくり話し出した。


桃｢しげってさ神ちゃんがすきなん？｣

｢…は？｣


はあ！？


桃｢あ、図星？｣

｢…なんでわかったん…！？｣

桃｢そりゃあわかるわ、だって俺がしげを見る度にしげは神ちゃんみてるんやもん！｣


まじで…。

俺そんなみてたんやな…。

気づかへんかった。



｢って、小瀧は俺のこと好きちゃうの？｣

桃｢すきやで、すっごく。ほんまは俺を見てくれへんかなあって思うくらい。でも、好きな人が幸せならそれでええやってタイプなんで｣


ちょっと寂しそうに

呟いた小瀧は

俺にお酒を渡して

ニヤリと笑った。


桃｢神ちゃんと付き合ってるんやろ？｣

｢は！？なんでわかった…｣

桃｢しげのことみてたから分かるにきまってるやん！｣

｢やっぱ…お前すごいな｣

桃｢恋愛マスターですから｣

｢うざっ笑｣

桃｢ひどっ！｣

｢他のメンバーにはまだ言わんといてな｣

桃｢ふふ、もちろん！さっご飯たべようっと｣


…小瀧

本当は泣きたいんやろうな。


さっきからちょっと涙目やん。


ごめんな？って意味をこめて

小瀧の肩をたたいたら


桃｢あほぉ…！｣


と

涙目で怒られた。



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