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緑「おちついた？」
「…なんとか」
結局カラオケって気持ちに
なれなくて
神ちゃんちにきた。
優しい神ちゃんは
俺が泣いてる間なんもいわず
側にいてくれた。
緑｢本気で好きになったんやな｣
｢え？｣
緑「藤井くんのこと。嫉妬とかせえへんかったやん」
｢…そうやな｣
まさか
こんなんなるなんて思わなかった。
絶対
好きになることなんて
ないと思ったのに。
…ましてや
人を好きになる事は
もうないとおもったのに。
『嫌いになったわ、おまえのこと』
緑「しげ？」
｢ん？｣
緑「大丈夫？」
｢うん｣
思い出したくないこと
思い出してしまった。
忘れよう。
過去は過去なんやから！
緑「なあそーいえばしげって藤井くんの連絡先知ってる？」
「しらん」
緑「やっぱり。あんな、のんちゃんからな…流星が干からびてるっ重岡くん、たすけてあげて、てきて藤井くんの連絡先おくられてきた」
「はああ！？なんやそれ！」
緑「せやからしてあげて？いいチャンスや！」
いいチャンス…なのかね？
まあ確かに
なにかの時には役に立つかな。
けどなんで送ろ…
って
「か、神ちゃん！？なにかってに…！」
神ちゃんがニヤニヤしながら
取り上げた俺の携帯を見せてきた。
“ しげです、連絡したくてしちゃいました！よろしく！”
「…恥ずかしい！恥ずかしいから消してぇ！」
緑「あかん！このままじゃ他のやつにとられるで！」
「うぇえ…」
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作者名：ぱーぷる | 作成日時：2019年7月29日 17時
