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なんやかんやで帰る時間。
結局神ちゃんと小瀧くんは
2人で遊んでこっちに来なかった。
まあ楽しんでたみたいだからいいけども。
青「なあなあ、しげ」
「ん?」
青「またデートしような?」
「デ…デート!?」
青「あれ?これデートちゃうの?」
「デートちゃうわ!アホっ!」
青「じゃあ次はデートしよ?ね?」
真っ直ぐな目で
そういわれちゃあ
なんにもいえない。
けど
楽しかったし
また遊んでも
いいかな。
「…わかった、ええよ」
青「ホンマに!?っしゃあ!」
ぴょんぴょん跳ねる流星は
なんだかかわいい。
今日は
いろんな流星を
知ることができたなあ。
「じゃあ、俺ここの駅やから」
青「家まで送るよ?」
「ええよ、迷惑かかるし」
青「あかん、送らせて」
なぜか怒り気味にいってきた流星は
俺の手をとり
駅に向かった。
「1人で帰れるって…」
青「俺が送っていきたいの!だから送る!」
「わ、分かったから強く握らんといて…」
それでも頑として手を離さない流星。
なんだか恥ずかしくなった。
気づいたらもう駅で
電車が来る直前まで
なんでか分からないけど
流星は手を離さなかった。
「じゃあまたね」
青「あ、まって」
「え?」
急に
グイッと引っ張られて
目の前には
流星の顔。
唇が
重なった。
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作者名:ぱーぷる | 作成日時:2019年7月29日 17時