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重岡side


仲のよかった2人が

相棒のようだった2人が


こんなにも

関係が崩れるだなんて。


今まで

こんなに

静かで

居心地の悪い時なんて

なかった。



さっきの、事件以来

一言も話さない淳太さん。


淳太さんに背を向け

携帯をずっといじってる

流星。



俺はどうしたらよいのか。


淳「重岡」

「は、はい!」


いきなり呼ばれ

慌てて

淳太さんの元に駆け寄った。


淳「頼み事あるんやけど」

「はい」

淳「これ、照史に渡してくれへん?」

「へっ…?」


渡されたのは

黄色の封筒。


淳「俺からだっては言わなくていい。ただ渡して」

「は、はい…」

淳「頼んだ」


そういうと

淳太さんは

部屋を出ていった。


封筒を

ズボンのポケットに入れて

俺も出ていこうかとした時


流「しげ」


流星に呼ばれた。


「は、はい?」

流「シゲはさ、俺の味方?」

「えっ…」

流「どんな事あっても俺の味方でいるって言ってたよね」

「…うん」

流「それは今も?」

「…もちろん」

流「…じゃあさ」


流星は俺に近づき

俺の頬にキスをした。


流「…こんなことしても怒らないよね?」


ボーゼンとする俺を見て

流星は笑った。

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作者名:かすミン | 作成日時:2017年3月24日 10時

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