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車の鍵をあけ
後ろの席のドアを開けた。
望を先に中に入らせ
俺も入る。
桃「神ちゃん大丈夫かな」
不安げな表情を浮かべる望。
肩が震えていた。
「大丈夫やっ!きっと無事や」
望「そーだといーな…」
「そうに決まってる!」
神ちゃんと照史は
ピンチを乗り切る男。
だから大丈夫だと思う。
それに今は
望をまもりたい。
それだけだ。
「それより怪我とかない?大丈夫?」
望「平気」
「良かった」
望「濵ちゃんは?」
「ないっ!」
望「良かった」
すこし安心した表情を浮かべる望。
この表情をなくしてはあかん。
絶対に守らないと…。
望「外なんか静かになったね」
「ほんまやな…」
桃「なんかあったのかな?」
望はそういって
窓から
外を見た。
望「は、濵ちゃん」
「ん? 」
望「あ、桐山くんが…淳太と」
震えながら
指をさした望。
慌てて
外を見ると
淳太と照史が向き合っていて
照史の後ろには
神ちゃんが。
淳太の後ろには
重岡くんと
流星がいた。
望「桐山くんが危ないよ…」
泣きそうになってる望。
そんな望に
俺は
大丈夫って意味を込めて
ほっぺに
キスをした。
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作者名:かすミン | 作成日時:2017年3月24日 10時