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キーンコーンカーンコーン
はぁ、やっとお昼の時間になった
初日から授業とか辛すぎる
お昼ご飯は安定の一人
教室で食べるのは嫌な為
何時もの屋上でご飯を一言も発せず黙々と食べ
あまった時間はひたすらに歌詞制作に没頭する
私は昔から歌を作ることが好きだった
きっと兄の影響だと思う
だってこの歌詞を書く時間だけが
私の気持ちを楽にさせてくれる
まるで私の中にあった感情が
何処かに行って無くなるようなこの時間が
とても気に入っている
そう思って今書いていた歌詞にもう一度目を通す
殴り書きで書かれた歌詞は
いいところもあれば悪いところもある
でもそれはきっと私の気持ちを表したものだろうと考えれば
あまり嫌な気持ちにはならなかった
別に誰かに見せる訳でもないし
見せると言ってもきっと兄だけだし
歌わせる訳でもないから
この歌詞達は私がお墓まで持って行こうと何時ものように思い
つらつらとまた書き始めた
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作者名：waro | 作成日時：2022年9月29日 19時
