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コツコツコツ
一人分の足音が誰も居ない廊下に響き渡る
4月
新学期の季節
私は今学期から高校2年生へと進級した
ごくごく普通の女子高生だ
2-B
真っ白なその看板を見れば
躊躇もせず扉を開ける
春の風が心地よく入ってくる教室
黒板には席順が書いてあり
その下には
「自己紹介で言うことを考えておくこと」
と記載されていた
高校2年にもなって自己紹介とか心底ダサいし怠い
そんなことを思いながら隣の席順が書いてある紙に目を通す
『キム・テヒョン、、』
最悪だ、、
隣の席はなんと色々な意味で有名なキムさんらしい
いや絶対女子の目痛いし
教室にすらいられないかもしれない
なんて考えていると溜息が溢れた
朝から憂鬱な気分だ
もう一度溜息をついて自分の席へと座る
そして顔を伏せた
そうすると眠気が直ぐに襲ってくる
春の風が私の顔を撫で
それがいっそう私の眠気を誘ってくる
10分
いや
15分だけ寝てしまおう
そう考えると直ぐ眠りに落ちてしまった
・
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作者名：waro | 作成日時：2022年9月29日 19時
