5 ページ5
慌てて降りたホーム。
Aの他に降りた人は数人で
電車が発車してしまえば静けささえただよう。
さっきの彼氏に"今日はありがとう"なんて
LINEでも送るんか。
目の前で携帯を見ながら立ち止まるAに思いきって声をかけた。
･
「お姉さん、歩きスマホはあかんで」
俺の声にゆっくりと振り向いたA。
「久しぶり、A」
A「やっぱり」
「えーやっぱりってなにー？久々の再会やのにー！もっと感動してーやー」
よかった。
俺のこと覚えとってくれたんや。
「大倉の声やなって思っただけ」
そんな嬉しいこと言うてくれるとは思わんかった。
「声覚えてるとか、どんだけ俺のこと好きなん」
Aが俺のこと好きやったらええのに。
なんてな。
そんなわけないか。
もう10年も前やしな。
「はいはい。てか、なんで降りてんの。」
「なんでって、Aが降りてくん見えたからやん。目合った気すんねんけど、俺の勘違い？」
A「合った気…する」
「せやろ？やからやん！」
俺がそう言えばAは
困ったような照れたような複雑な顔をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 705人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
環季(プロフ) - 結里@二宮ガールさん» ありがとうございます(^^)そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますのでまたぜひ読みに来て下さい！ (2019年1月24日 20時) (
レス) id: 62646ac71d (このIDを非表示/違反報告)
結里@二宮ガール(プロフ) - 完結お疲れ様です！読んでてドキドキしてたりして楽しかったです!!!!!面白い作品をありがとうございました！ (2019年1月24日 15時) (レス) id: cca0764ff8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：環季
| 作成日時：2019年1月17日 15時
