通知61 ページ15
大熊くんとのことに向き合う前に、まず、翔くんと向き合わないと…。
そう思った私はすぐにユイに、翔くんと話をすることを報告した。
ユ「そっか……頑張れっ！櫻井なら大丈夫だよ、優しいから」
と、声をかけて背中を押してくれた。
そう、確かに翔くんは優しい。
だからこそ……辛い。
櫻「あっ、お疲れ〜」
あ「ごめっ、私が呼び出したのに遅れて…」
櫻「いやいや、こっちがたまたま早く終わっただけだよ」
嘘だ、時間通りに終わってたのさっき上の階から見えてたもん…。
優しい嘘もつけるんだなぁ…。
あ「あのね、今日呼び出したのは……えっと…」
櫻「うん、ゆっくりでいいよ？」
あ「……………私、やっぱり翔くんは友達としてしか見てなくて…だから…」
櫻「うん？」
彼の顔を見たら、これまでにないほど優しい顔をしていて、涙腺を刺激する。
でもここで泣いたらズルい。
グッと堪えた。
あ「ごめんなさい…でも、気持ちは凄く嬉しかったです。ありがとう」
その一言で、翔くんの瞳が揺れた。
櫻「正直な今の気持ちを言うと……ビックリしてる」
あ「…」
櫻「まさか…ちゃんとした返事をくれると思ってなかったから」
あ「え？」
櫻「言い逃げするっていうズルいやり方しちゃったから、流されると思ってた。
ありがとね、ちゃんと向き合ってくれて」
あ「そんな…私はお礼されることなんて……告白された時も、ちゃんと向き合えなくて…」
櫻「でも今、こうして向き合ってくれてる。
そもそもは、突然あんなこと言ってAを困らせちゃった俺が悪い。
あれは完璧間違えた、ごめん」
あ「謝らないでっ、翔くんは悪くないよ…私が弱かったから…」
すると翔くんは眉間に皴を寄せた。
櫻「Aは弱くなんかないよ。
だって俺に、ちゃんと正直な気持ちぶつけてくれたじゃん。
弱かったらこんな風に呼び出したりできないはずでしょ？
Aは、強いよ。大丈夫、もっと自信もって」
なんだろう…翔くんの言葉ってストンと心に落ちてくるの。
話し方が柔らかいって言うのもあるかもしれないけど、
分かりやすく話してくれるから嫌でも納得しちゃうのかな。
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
