バスケットボールと恋【SLAMDUNK】

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洋「 Aちゃん 、男子試合始まるよ 」

『 zzz 』

「 ほらね 。だから言ったでしょう 」

「 こう起こすのよ 」


と言って 千鶴がAの両肩を持って 全力で揺らす 。



『・・ん 』



目を開けることなく 、千鶴の腕を振り払う 。






晴「 すごいわ 」

野「 こりゃ無理だぜ 」

高「 いつもどーやって学校きてんだ？ 」


不思議そうに外野も集まってくる 。
同じように疲れ果ててた女バスの先輩達も その騒ぎに目を覚まし始めている 。



ビーーッ



Aが起きる気配もないまま 、試合開始のブザーが鳴る 。



「 もういいわ 。諦める 」



私が限界だと 、千鶴が手を止める 。初めてこの光景を見る全員が Aが試合中に起きる事はないと確信した 。



ゾロゾロとコートに出てくるユニフォーム姿の選手達 。



「 ガード言っても牧も大きいわ 」

「 別に小さい人がやるって決まってないわ 」

「 でも 宮城が一番大変なはずよ 」






『 ・・・・あれが海南の牧 』

「「「「「！？？？」」」」」


藤間さんとの身長差もあったけど 、さらにデカい気がする 。と言うか鍛え抜かれた体格の差？

さすがは あの藤間さんを３年間抑え続けた 、県No.1のガード 貫禄も相まって 存在感がえげつない 。




と言うか 、『 高校生？ 』





晴「 Aちゃん いつから！？ 」

『 ？ 』


ずっといたし 、晴子ちゃん お疲れって言ってくれなかったけ？




高「 起きられたの？ 」

『 うん 』


不思議そうに聞いてくる 高宮くん 。


なんか宮城さんの名前が聞こえたと思ったら 意識が現実に戻ってしまって 、とは言えないけど 。



「 ・・・起きれるんだ 」

「 あんた明日から宮城さんに起こしてもらいな 」


ボソボソと聞こえないくらいの声で何かを言っているなっちゃんとチズ 。




『 ふたり 、なんか怒ってる？ 』

洋「 まぁ 」




" まぁ " じゃ何もわかんないんだけど 洋平君！



「 明日から 朝 迎えに行かないから 」

「 電話もかけないから 自分で起きて 」

『 え？え？なんで？どうして？』



完全に怒ってるんだけど！
私何かしたの！！




洋「 ・・無自覚か 」

「「「「 そうなの 」」」」



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