29 ページ29
.
その後は想像通りものすごい質問攻めにあって 、試合後の軽い練習だったはずなのに いつも以上に疲れてる私 。
三「 デート行こうぜ 」
ほぼ同時に練習を終えた男女バスケ部 。
視線が集まる中 、ドヤ顔で私を迎えに来る三井さん 。
『 デートじゃないです 』
「 男女で行くご飯はデートでしょ 」
否定してる私の側から ニヤニヤとした笑みで私を見送るキャプテン 。
桜「 リョーちん!やべぇ!俺のAさんが!」
宮「 てめぇには晴子ちゃんがいるだろ!」
後ろで不機嫌そうな宮城さんと花道くんが騒いでいる 。
三「 いいじゃん 。 デートって言った方がワクワクするだろ? 」
頭に手を置かれ 覗き込まれるように顔を近づけてくる 三井さん 。
自分が少し人気あるからって 、元ヤンロン毛時代が消えるわけじゃないんだからな!
少しカッコイイからって誰でも惚れるわけじゃないんだからな!!
と思いつつも 、ドキリと心臓が音を立てた私は 一歩下がる 。
宮「 俺も行く 」
三「 は?」
桜「 俺も行く!デートなんてさせねぇ 」
『 宮城さん!花道くん!』
流「 俺も腹減った 」
『 ダメ 』
流「 あ? 」
救世主とも呼べるだろう 宮城さんと花道君がきたと思ったら 、爆モテ流川楓までやってきた 。
コイツは私を更なる孤独に陥れたいのか?
三「 何言ってやがる!ダメだダメだ 」
宮「 行くったら行く 」
三「 ぜってぇ奢らねぇぞ 」
桜「 おう 」
三「・・・・そう言う意味じゃねぇ!くんな!」
三井さんに肩を掴まれ 、まるでカップルのようにくっついて体育館を出る 。
桜「 おいミッチー離れやがれ!」
宮「 流石にそれは許さねぇ!」
『 ・・・・て言うか 、蹴りはどうなってるんですか 』
三「 思い出しちまった? 」
と言うことで 、体育館の中から見えない所に移動して 、思いっきり三井さんのお尻に喝を入れてやる 。
三「 ちょっ 待って 。思ってたのと違う 」
宮「 ははっざまぁねーな 」
桜「 ナイスです Aさん!」
流「 どあほう 」
一部始終を見ていた三人とは違って 、音につられてやってきた他の部員は うずくまる三井さんに何があったのかと 駆け寄ってくる 。
「 三井先輩大丈夫ですか?」
赤「 おい 三井大丈夫か?」
「 寿くん? 」
三「 だ 大丈夫 。気にするな 」
強がって歩き出す三井さん 。
痛いのか ぎこちない動きが面白い 。
.
153人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも - シルビア★姉貴さん» 連投やめてください (4月22日 15時) (レス) id: 8826ef9895 (このIDを非表示/違反報告)
花ちゃん(プロフ) - みずきさん» 別の作品と間違えて消してしまったので、新しく影山の物語を作成しているところです。お楽しみいただいていたのにご迷惑をおかけして申し訳ありません。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ebe1af7d46 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - あのー、影山飛雄が一番かっこいい!はどこ行ったんですか? (2023年4月4日 12時) (レス) id: 76044cacdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花ちゃん | 作成日時:2023年3月6日 8時