バスケットボールと恋【SLAMDUNK】

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しばらくして練習が始まる 。


今日はやけに人が多いなと思えば 、見知らぬイケメンが男バスに増えていた 。


しかもそのイケメンはチラチラこちらの様子を伺ってくる 。


そのせいかウチの三年生も浮き足立っている 。
最初は大会が近いからソワソワしているのかと思ってたけど 、そんな清い心じゃなかった 。


『 ねぇ ちず 』

「 ん？ 」

『 誰？ 』

「 あぁ 、三井さん 」

『 は？ 誰？ 』

「 だから一昨日乗り込んで来た 三井さんだってば 」

『 はあ？！』


イタッ ・・

大声まで響くとか聞いてないんだけど 。




『 まじ？ 』

みんなの目線を無視して聞き返せば 、目をハートにして返ってくる返事 。

「 そう 。あんたも聞いてたでしょ？あの逆転試合私達も見てたじゃい！あの時の三井さんだったのよ！あの年代のMVPよ！同じ高校にいたなんて！」


たしかにあの試合は燃えたけど 、

今は爽やかさんが本当にあのロン毛だったと言うことにガチ引きしているのは言うまでもない 。


さっきからこっちを見てくるのは そのせいか 。


納得だ 。





それにしても 、彼の他にも ソワソワしてる輩が1匹 。



まぁ 気持ちはわかる 。


自分が下敷きにしたか弱き女の子が怪我で部活できてないんだもの 。

そりゃ申し訳なくて 気になっちゃうよね！




赤「 コラ流川ー！」


ほら 、案の定怒られてる 。

でもシュート失敗しただけで怒られるなんて期待のルーキーは大変だな 。



あれ 、そういや流川楓って血足りてなくてぶっ倒れてなかったっけ？ 復活はやすぎない？


と思ったけど 、どうやら体は元気らしく その後すぐにダンクを決めて女子の歓声を独り占めしていた 。



「 流川君怒られるなんて珍しいわね 」

『 よく怒られてるくない？ 』

「 そんなことないわよ 」


花道くんならまだしも 、流川楓に対して私が怪我を負ったことをとやかく言う人は ウチの部活にはいないだろう 。
なんなら今日の様子を見る限り 、あの元ロン毛にすらいなさそうだ 。





私も期待の新人だったはずなのに 。。。




まぁ 、後4人いるからな 。



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