【刀剣乱舞】実の親に本丸乗っ取られたので強くなって取り返しにいきます【平家組】

霊力強化合宿 弐 ページ11

「おはよう、抜丸くん」

鳥の囀りが聞こえたので目を覚ます。枕元の抜丸にドヤ顔＋エッジボイスで語りかけるも、顕現されてない彼からは返事が来ることは無かった。

そして早起きしたつもりが布団の脇にあったスマホ端末を見るともう朝の10時だった。こりゃ驚きだな！
…ん？いい匂いがする…とと様が朝飯作ってるっぽいな
急いで布団を畳み、抜丸片手に匂いを辿ると、厨房に到着した。

「主。起きたか」
「ん、おはよ〜とと様」

厨では案の定、とと様が朝食を作っていた。
「何作ってるの？」
「ああ、『おむらいす』と言うものでな、この前子らに作り方を教わってな…さて、そろそろ仕上げに参ろう」

「そらっ」と、とと様はフライパンを予め用意していた朱色の米を盛った更に叩きつけるようにして卵を被せた。
「わわっ！おいしそ〜！」

湯気を上げる卵には焦げの一つも入っていない。
うまそう。と言うか絶対美味い。

とと様料理できたんだ…意外

あっという間に2人分のオムライスを作り終えたとと様と大広間にやってきました。
適当に机引っ張り出して、3人分の座布団置いて座る。隣に置く抜丸くんの為にも座布団を敷いてあげました。

「…刀本体にも座布団を敷くのか？」
困惑したように問いかけるとと様。
「まぁ、抜丸くんもいずれ顕現するし、顕現してから急に座布団敷くのもあれだな〜って思って…」
我ながら訳の分からない事を言っていると思う。

「ほほ。主は変わらないな」
と言ってにっこり微笑むとと様。これだからファザコンはやめられない
「変わらない…？」
「うむ。主は我や子らに優しい。それが顕現しておらぬ刀剣でも変わらぬ、と思ってな」
そんなにワイ優しいか？

まあとと様に言われたならそういう事だろう。

〜〜〜〜〜〜

「よし、いよいよ修行の始まりだ！！！！！」
と、言うわけで家事はとと様に任せ、やってきました近場の山！！！！！

霊力を鍛える方法その1！

先ずは体力作りから始めるべし！！！！！
という訳で抜丸くん背負って山の外周30週くらいしてくる！！！！！

「ﾋﾟｷﾞｪｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!!!!!!!」
奇声をあげながら走っていた所、僅か半周でバテました。
外周を走るのはやめよう。じゃあ次は山登りだ！！！！！

待ってろよ、30分以内に頂上まで行ってやるから！

この時、ワイは山を、否。


───────自然を舐め腐っていた…

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