それでも ページ23
・
・
・
・
・
あ「な、冗談やめてよ」
瀬川「冗談じゃない。本気」
真剣な目をこっちに向ける瀬川。
どうしよう…
・
・
・
・
・
早苗はどうなるの?
瀬川のことが好きなんでしょ?
・
・
・
瀬川「…駄目?」
あ「えっ」
…決まっている
答えはNOだ。
だけど、瀬川との関係を壊したくない。
今までみたいに仲良くしたい。
…それでも、
やっぱり私は
あ「…ごめん、他に好きな人いるんだ」
三宅が好きなんだ
・
・
・
瀬川の顔を見た。
無表情。
あ「でも、瀬川のこと嫌いじゃないかr」
瀬川「もういいよ。大丈夫だから」
お、怒ってる?
もう一度ごめん、と言おうとしたら
「あーあ、こんなに好きだったのにな」
という瀬川の言葉に阻まれた。
あ「え…?」
瀬川「突然ごめん、でもスッキリした」
私に背を向け、振り返ることなく手を振られた。
じゃあねってことなんだろう。
瀬川「両想いになれるといいな」
彼がどう思って、
この言葉を言ったのか私にはわからなかった。
でも本当にそれを望んでくれているような気がして
「…ありがとう」
それだけ小さく呟いた。
・
・
・
・
・
『好きになってくれて』
『応援してくれて』
・
・
・
・
その場に立ちすくんでいると、
聞きなれた声が飛んできた。
早苗「おーい!」
なぜこのタイミングでコイツが
早苗「A、昨日三宅と帰ったじゃん!どうだった?」
あ「あ、あー、うんまあ…」
あれをどう表現したらいいかわからない。
一人で悩んでいると、
「ま、いいや」
という言葉によってその悩みは無くなった。
・
・
・
・
・
・
二人で教室に入ると、大勢集まっていた。
その中にもちろん瀬川がいて、
少し気まずくなったのも事実。
早苗「瀬川おはよう、昨日はパフェとかありがとう」
早速話しかける早苗。
せ、積極的!
それを見ていると、早苗が何かを思いついたのかこっちに来た。
早苗「あのさ、そろそろ告白した方がいいと思うんだよね」
今、なんて?
早苗「だって、もうすぐクラス替えだよ?クラス変わる前に想い伝えなきゃじゃん」
真面目な顔で言う早苗。
教室のドアが開いた。
三宅「…ふぁ…ねむ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
92人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たぴ岡(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます・・・!そういう風に言っていただけると嬉しいです! (2013年8月29日 12時) (レス) id: 4dc7798ff6 (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - すっごく、おもしろかったです。 これ読んで目、うるみましたww (2013年7月26日 13時) (レス) id: 3042dd3393 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - なすびさん» 本当ですか!嬉しいです。ありがとうございます! (2013年6月3日 17時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - アィスさん» 泣いてくださったなんて…ありがとうございます。すごく嬉しいです。全部見てくださるなんて、本当にありがとうございます! (2013年4月1日 15時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
アィス(プロフ) - 最後、ボロボロ泣いちゃいました。これからたぴ岡さんの作品、全部みようと思ってます^ ^ (2013年4月1日 7時) (レス) id: 9f88085fc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ