やっぱり君に ページ15
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まず第一に、何故母さんは奴らを家に入れやがったんだ。
後で聞いてみると、きょとんとして
「だって起きないAが悪いんでしょ」
と言われた。
あくまで私のせいなのね。
早苗「まあでも、瀬川は猛烈に賛成してたし。
面白い一日の始まり方なんじゃない？」
他人事感がハンパない反応をされた。
早苗「いつまでもその格好でいるのもどうかと」
あ「え、あ」
そういえば、パジャマだった･･･
三宅にも見られたああああああ！！
早苗「人生、そんなこと沢山あるって」
いや、普通はないんだ。
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着替えを済ませ、四人で家を出る。
時間がもったいないから、と言って朝ごはんは抜き。
そのせいか、お腹が鳴りっぱなし･･･
三宅「腹減ったの？」
あ「あ、うん。朝ごはん食べてないし･･･」
三宅「なぁ、そこらへんのカフェにでも寄ってかね？」
瀬川「いいね！賛成！」
三宅「佐々木、何食べたい？」
ﾄﾞｰﾅｯﾂとかあるよ、と言って微笑を浮かべる三宅。
その笑顔に、思わずドキッとする。
あ「えっ、えっとね、アイス！」
今のわざとらしかったかな･･･？
一つ一つの言葉に、
ドキドキしちゃってもう、
三宅「朝からアイス？変わってるな(笑」
･･･会話どころじゃないんだって。
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瀬川「A、見てこれウマそうじゃん」
一つのパフェを指差して言う瀬川。
早苗「ほんとだ、これにすれば？」
量が多い気もするけど、すごく美味しそうなので、これを頼むことにした。
あ「すいません、これ一つお願いします」
店員「はい、８００円です」
財布を覗く。
･･･５００円だと？
あ「え、と･･･」
店員「どうかなさいました？」
やっぱりこっちで、と言おうとした瞬間
横から手が伸びてきて、千円を置いた。
三宅「これでお願いします」
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隣を見てビックリする。
あ「え、そんないいってば！」
三宅「俺の言葉覚えてないの？」
え･･･？
『なんかおごらせてよ』
三宅「お詫びだから。受け取れよ。」
そう言う横顔がやけにかっこよくて、
心臓がまたうるさくなる。
あ「あ、りがと･･･」
ありがとうすら、上手く言えなくて、
･･･どんだけドキドキさせたら気が済むんですか。
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たぴ岡(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます・・・！そういう風に言っていただけると嬉しいです！ (2013年8月29日 12時) (
レス) id: 4dc7798ff6 (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - すっごく、おもしろかったです。 これ読んで目、うるみましたｗｗ (2013年7月26日 13時) (レス) id: 3042dd3393 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - なすびさん» 本当ですか！嬉しいです。ありがとうございます！ (2013年6月3日 17時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - アィスさん» 泣いてくださったなんて…ありがとうございます。すごく嬉しいです。全部見てくださるなんて、本当にありがとうございます！ (2013年4月1日 15時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
アィス(プロフ) - 最後、ボロボロ泣いちゃいました。これからたぴ岡さんの作品、全部みようと思ってます^ ^ (2013年4月1日 7時) (レス) id: 9f88085fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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